京都との前回対戦は1勝1敗
ここで連勝して決着をつける

今節はbjリーグ時代からのライバル、京都ハンナリーズをホームに迎えて戦う。京都とは、1月4日・5日にアウェーで対戦。GAME1は終盤に追い上げるも、あと一歩がとどかず75-78で敗れた。翌日のGAME2は前半戦を終えた段階でエヴェッサが2点リードの接戦だったが、第3Qに突き放して勝利。今季の対戦成績は1勝1敗となっている。
京都は現在、25勝22敗で西地区8チーム中3位。エヴェッサは23勝24敗で同3位と、順位を競り合っている。今節に連勝すれば直接対決の成績によって順位が入れ替わるので、なんとしても2勝をあげたいところだ。
そんな京都は3連勝中と好調モード。なかでも前節は、リーグ最多の39勝をあげて中地区首位に立っている三遠ネオフェニックスに連勝と、ビッグアップセットを巻き起こした。波に乗っているチーム状態だけに、より警戒が必要だ。
京都のスコアメーカーは、昨季までエヴェッサでプレーしていた#32アンジェロ・カロイアロで、ここまでリーグ8位の1試合平均17.4得点をマーク。ヴェッサーならご存知のように、彼の特徴はシュートレンジが広いこと。インサイドはもちろん、アウトサイドからも高確率でシュートを沈めてくる。1月の対戦はチーム2位の17得点を与えてしまったことが、敗れてしまった要因のひとつ。逆にGME2は7得点に抑えて、エヴェッサが勝利した。
エヴェッサで彼をマークするのは、#5マット・ボンズか。身長は#32カロイアロの203cmに対して、#5ボンズは196cmと劣る。しかし機動力では、#5ボンズが上。#32カロイアロがマークを外そうとインサイドからアウトサイドに出ても、#5ボンズなら付いていけるはず。#5ボンズには足を使ったディフェンスで、#32カロイアロの得点を封じることに期待したい。
相手の日本人エース、#77岡田に最大級の警戒が必要だ

また京都で警戒すべきは、日本人選手にもいる。ポイントガード(PG)/シューティングガード(SG)の#77岡田侑大だ。チームトップにしてリーグ6位の1試合平均5.5アシストと展開力があるばかりか、同得点も16.2と非常に高い。それも、そのはず。2023-24の京都加入以降はスコアできるポイントガードとしてプレーしているが、それ以前のポジションは得点に軸足を置いたSGだった。
司令塔としての彼の動きばかりを警戒すれば、相手の一瞬の隙をつき、ドライブでインサイドに切り込んでのペイントアタック。それを警戒して距離をとれば、今度は頭越しに高確率の3Pシュートを飛ばされる。守るほうからすれば、この上なく厄介な相手だ。実際にエヴェッサは1月のGAME1で彼に23得点を奪われ、それが敗戦に直結した。
#77岡田を押さえる役目は、#88牧隼利に託されるだろう。チームとして守ることは大前提だが、#77岡田と#88牧のワンオンワンは、勝利の行方を大きく左右する要素になる。得点ももちろんだが、#88牧にはとことん"DOG FIGHT"して、相手の日本人エースの活躍を封じてもらいたい。
