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HOME > ゲームプログラム MAJESTY 3/26 vs 横浜ビー・コルセアーズ

前回対戦で僅差の勝利を得る
そのポイントは、リバウンド





今節の相手は、横浜ビー・コルセアーズ。チームは2010年に創設され、bjリーグに参入した。bjリーグ時代の2012-13シーズンにリーグ優勝を果たしたが、その後は成績が降下。2016-17のBリーグ開幕以降も、3季連続で残留プレイオフを勝ち抜いてB1に残留するなど苦難なシーズンが続いたが、一昨季は河村勇輝を擁して初のチャンピオンシップに進出した。しかし昨季は中地区8チーム中6位に終わり、今季はここまで18勝26敗で中地区8チーム中、7位の成績にとどまっている。

エヴェッサは今季、12月11日にアウェイで対戦。前半戦を2点リードで折り返す接戦で、その後もクロスゲームの展開となったが最後は逃げ切って89-84で勝利を収めている。前回の対戦でホットゾーンになったのはインサイドだ。

ペイントエリア付近での2Pシュート成功率はエヴェッサが54.5%に対し、横浜BCは56.4%と大差がない。僅差のゲームの勝敗を分けたのは、リバウンドにあった。この試合でエヴェッサが奪ったリバウンドはオフェンスが16、ディフェンスが32の合計48。対して横浜BCはオフェンスが4、ディフェンスが30の合計34。トータル数で14の差があり、そのなかでオフェンスリバウンドで、エヴェッサが12も上回ったことが大きい。

オフェンスの場面でリバウンドを確保できれば、相手のゴールはすぐ近く。いわゆる、セカンドチャンスポイントを得られる可能性は高い。オフェンスリバウンドは得点を奪う機会につながるものなのである。


 

オフェンスリバウンドが勝敗のカギ
キーマンに指揮官が与える役割は!?




そこで今節のキーマンになるエヴェッサの選手は、チームハイの1試合平均8.8リバウンド
を獲得している#52ヴォーディミル・ゲルンだ。前回の横浜BCとの対戦でもトータルで17、そのうちオフェンスリバウンドは約半数の8を獲得。そこから、セカンドチャンスでの得点につなげる場面もあった。オフェンスリバウンドを奪えば、相手のゴールはすぐ近く。得点への期待値が上がるゆえ、オフェンスの場面でリバウンドを得る価値は高い。

リバウンドに着目すると、両チームのリバウンドリーダーの性質の違いが浮かび上がる。横浜BCのリバウンドリーダーは、1試合平均8.6を獲得する#4ダミアン・イングリス。身長は#52ゲルンが208cm、#4イングリスが204cmと大差はない。ただし#52ゲルンが攻守ともインサイドに特化した選手であるのに対して、横浜BCで1試合平均15.8得点のスコアリーダーでもある#4イングリスは、オフェンスの場面ではアウトサイドからの攻撃も仕掛けてくる。

#4イングリスが外からの攻撃を選択した場合、横浜BCのインサイドでのリバウンド争いの戦力は低下する。そうなるシチュエーションで#52ゲルンをアウトサイドに出た#4イングリスにつかせるのか。あるいはディフェンスをスイッチし、#52ゲルンをリング付近にとどまらせてリバウンド奪取をねらうのか。#52ゲルンのリバウンド奪取能力を、どのように活用するかは、勝敗に関わってくるだろう。これついてエヴェッサの藤田弘輝ヘッドコーチが、どのような策を講じるかは見どころだ。