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HOME > ゲームプログラム MAJESTY 3/19 vs 広島ドラゴンフライズ

広島とのスタッツに大差はない
わすかに上回るリバウンドで勝負!





今節は同じ西地区の広島ドラゴンフライズを、おおきにアリーナ舞洲に迎えてのホームゲーム。広島は昨季、西地区3位からチャンピオンシップを勝ち上がり、リーグチャンピオンにまで昇り詰める下克上を果たした。今季は現在のところ19勝22敗で黒星が先行し、西地区8チーム中5位。リーグ戦は苦戦しているが、先日に閉幕した東アジアスーパーリーグでは初優勝を飾っている。

今季はチームをリーグ初優勝に導いたカイル・ミリング ヘッドコーチが群馬クレインサンダースに移り、後任に現役を引退した朝山正悟が就任。新体制への移行に躓いたのか開幕から5連敗と王者らしくないスタートを切った。しかし12月を月間5割で乗り切り、1月は5勝3敗と勝ち越して順位を上げてきた。

今季のエヴェッサと広島をチームスタッツで比較すると、広島はリーグで4番目に多い1試合平均82.3失点であり、エヴェッサはそれとほとんど変わらない同81.9失点。一方で1試合平均得点では広島の76.8得点に対して、エヴェッサは82.0得点と約5得点上回る。

その理由を探っていけば、リバウンド奪取と符合する。広島の1試合平均リバウンド獲得数が35.0本であるのに対し、エヴェッサは39.2本。オフェンスリバンドに限定すれば広島は同10.5本 エヴェッサが同13.7本。スコアにつなげるためのリバウンドをいかに奪っているかで、両者にわずかながらの差がついている。このことからも今節は、リバウンドが最重要ポイントになるだろう。

 

エヴェッサのキーマンは#52ゲルン
走れるビッグマンの攻守での活躍に期待




両チームのリバウンド奪取のリーダーは、エヴェッサは1試合平均8.9本の#52ヴォーディミル・ゲルン。広島は同7.7本の#8ケリー・ブラックシアー・ジュニア。両者は今節も、ゴール下でマッチアップするはず。エヴェッサの#52ゲルン、広島の#8ブラックシアー・ジュニアはともに、身長208cmで同サイズ。1試合平均のリバウンド獲得数も、大差はない。勝利するために、どちらがこの1試合でより多くリバウンドを奪うかに注目したい。

リバウンドは、まさに表裏一体。仮にエヴェッサがディフェンスの場面でリバウンドを獲得すれば、相手に再度の得点チャンスを与えることが阻止できる。それとは逆で、オフェンスの際にリングから弾かれたボールを奪えれば、そこはゴールが間近。得点になる期待値は高い。バスケットボールにおいてリバウンドは、それほど勝敗のカギをにぎる大きなファクターなのだ。

広島とは今季、11月6日にアウェーで対戦して91-93で敗戦。前半を52-42と10点リードで折り返しながら、第3Qで30失点を喫したことが響いた。ゲーム全体を振り返るとトータルリバウンド数は広島の29に対して、エヴェッサは37と上回った。にも関わらずセカンドチャンスからの得点は広島が10、エヴェッサは11とほぼ同数。攻守両面で、奪ったリバウンドを上手く得点につなげられなかったことが、この数字から読み取れる。

今節はリバウンド争いで相手に勝ることはもちろん、そこからいかにスコアにつなげられるかがポイントになるだろう。なかでもエヴェッサはディフェンスリバウンドを奪ってから、手数をかけない攻撃で得点につなげたいところ。そのためにはやはり、走れるビッグマンである#52ゲルンに期待したい。

自陣のゴールでディフェンスリバウンドを奪取し、次の瞬間には最前線を走り出して相手ゴールに迫っていく。そんな背番号52の姿が数多く見られれば、エヴェッサは必ずや勝利に近付くはずだ。