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HOME > ゲームプログラム MAJESTY 2/1・2 vs 三遠ネオフェニックス

今節の相手はリーグ全体で首位 12連勝中の難敵、三遠




先週は延長の末に名古屋ダイヤモンドドルフィンズを下し、水曜には琉球ゴールデンキングスとの最後のワンプレーまでもつれた激戦を制したエヴェッサ。オールスター明けにアウェーの地で2勝をあげ、今節はホームに戻って三遠ネオフェニックスと戦う。

一昨季までは地区内で中~下位が定位置だった三遠だが、昨季は中地区首位でチャンピオンシップに進出と躍進を遂げた。今季も現在は中地区首位を走るばかりか、28勝はリーグ全体でも1位。現在も12連勝中と、今のBリーグでもっとも厄介な相手のひとつだ。

Bリーグ開幕以降の通算対戦成績は、エヴェッサの8勝12敗。2019-20~2021-22にかけての3シーズンは、10勝0敗と圧勝した。しかしそれが一転して、昨季は0勝2敗。これは昨季に三遠が新しいチームに生まれ変わったことを表す、証左のひとつでもある。

今季の三遠の強力な武器は、圧倒的な得点力。1試合平均92.6得点は2位の宇都宮ブレックスの86.1を6.5得点も上回る。スコアリーダーはリーグ7位の同17.6得点をあげる、シューティングガード兼スモールフォワードの#2デイビッド・ヌワバ。身長は196cmと圧倒的な高さはないが、警戒すべきはシュートレンジの広さ。ペイントエリア内での得点が中心になるが、アウトサイドからも37.0%と比較的高い成功率の3Pを放ってくる。

彼をマークするエヴェッサの選手は、サイズとプレースタイルが似た#5マット・ボンズになると思われる。#5ボンズは1試合平均17.0、3P成功率30.5%とスタッツも#2ヌワバに近い。エヴェッサがオフェンスの場面では、#2ヌワバが#5ボンズのマークに付くことになるだろう。#5ボンズは1月25日の名古屋D戦でB1でのキャリアハイとなる31得点をあげ、#2ヌワバも前節の名古屋ファイティングイーグルス戦で21得点と好調。両チームのエース対決の行方が、勝敗を左右する要素のひとつになる。


 

1試合平均92.6の圧倒的な得点力をハードなディフェンスで封じる




もうひとり注意を怠れないのは身長201cmのパワーフォワード、#1ヤンテ・メイテン。リバウンドはチーム最多の1試合平均7.7で、#2ヌワバに次ぐ同15.5得点は主にペイントエリア内でのものと、まさにゴール下の要だ。彼を中心にリーグ2位の同40.5を獲得するリバウンドも、三遠の大きな武器。相手にセカンドチャンスを与えないためにも#11ライアン・ルーサー、#52ヴォーディミル・ゲルンの奮闘に期待がかかる。

三遠は日本人選手も強力だ。警戒すべき筆頭は、かつて特別指定選手としてエヴェッサに在籍していた#24佐々木隆成。エヴェッサ退団後はB2の熊本ヴォルターズとアマチュア契約の後にプロ契約を結び、2022年7月に三遠に移籍。今では日本代表に名を連ねるまでに飛躍を遂げた。ポイントガードとしての展開力はもちろん、身長180cmながら片手でダンクを決めるなど身体能力に長ける。彼と対するエヴェッサの選手は、#35鈴木達也か。進境著しい28歳を、34歳のベテランがいかに封じ込めるか。この司令塔対決も、勝負の行方に大きくかかわる。

そして警戒すべきもうひとりの選手に、佐々木と同じく特別指定選手でエヴェッサに在籍していた#10吉井裕鷹の名前をあげる。身長196cmで当時からスケールの大きな選手だったが、アルバルク東京でその才能が開花。日本代表の中心選手にまで成長し、今季から三遠にプレーの場を移した。内外を問わぬ1試合平均11.4の得点力があり、体を張ってリバウンド争いに参戦。強靭なフィジカルを持った、オールラウンダーであることが特徴だ。彼のマークマンは、#1レイ・パークスジュニアか。#10吉井の活躍を許しては、三遠の得点力をさらに上げてしまうことになるので、それは阻止するべきだ。

エヴェッサも今季は1試合平均得点がリーグ4位の82.8と、スコアリング能力が高いチーム。それでも三遠とは、10得点近い差がある。その差を埋めるべきはオフェンスではなく、やはりディフェンス。今季のチームスタイルである、前線から高い圧力をかけるディフェンスで三遠自慢の攻撃を封じる。それを続けた先に、勝利が待っているはずだ。