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HOME > ゲームプログラム MAJESTY 12/7・8 vs サンロッカーズ渋谷

パリ五輪でも活躍した
#8ホーキンソンに警戒を





日本代表の活動のために中断していたリーグ戦が、先週より再開。エヴェッサはアウェーで茨城ロボッツと対戦し、連勝を飾った。そして今週はホームに戻り、サンロッカーズ渋谷を迎え撃つ。SR渋谷は中地区に属し、現在は10勝6敗で8チーム中4位につけている。

タレント性のある選手が揃ったチームだが、なかでもいちばんの注目は#8ジョシュ・ホーキンソン。パリ五輪でも活躍した帰化選手で、ファイティングイーグルス名古屋、信州ブレイブウォリアーズを経て、昨季からSR渋谷でプレーしている。

身長208cmのビッグマンで1試合平均17.2得点と同8.9リバウンドは、いずれもチームハイ。まさに攻守の要といえる選手だ。エヴェッサはおそらく#11ライアン・ルーサー、#54ヴォーディミル・ゲルンが彼の対応にあたることだろう。

#8ホーキンソンの主戦場はゴール付近である、そこでの警戒は当然怠れない。しかし#8ホーキンソンはそれだけにとどまらず、チャンスと見るや3Pシュートも放ってくるなど、プレーエリアが広い。外に張り出した彼を追いかけると、ゴール下付近にスペースができてしまう。そこにスピードのある選手を飛び込ませてゴールを狙うのも、SR渋谷の得点パターンのひとつ。エヴェッサは#11ルーサー、あるいは#54ゲルンに#8ホーキンソンのアウトサイドまでケアさせるのか、もしくはスイッチディフェンスで対応するのか。藤田弘輝ヘッドコーチがどんな策を用いるのか見物だ。

次に警戒したいのは、ガードの#8ベンドラメ礼生。ポイントガードとして司令塔の役割を果たしながら、持ち前のスピードを活かして積極的にゴールに迫ってくる。1試合平均得点は2
ケタの10.5で、3Pシュートの成功率も35.5%と比較的高い。#8ホーキンソンが作ったゴール下付近のスペースに飛び込まれれば、危険な存在になる。

 

攻のエヴェッサ×守のSR渋谷
自慢の攻撃で堅い守りを破る




SR渋谷はチーム全体の得点力が、リーグ12位の1試合平均77.2と高くない。その反面、失点はリーグで2番目に少ない70.6。ディフェンスのチームであることは明らかだ。得点数が多くない点に表れているように、SR渋谷の1試合平均のフィールドゴール試投数は60.5本とリーグで3番目に少ない。このことから攻撃をじっくりと組み立て、成功する確率が高いシチュエーションを整えて攻めていることが窺える。

今季のエヴェッサは攻守とも、速い展開でプレーしているのが特徴。とくにディフェンスでは、ボールがまだ相手コート内にあってもガード陣が激しくプレッシャーをかけていく。SR渋谷に自分たちのリズムで攻撃を組み立てさせず、プレスディフェンスでペースを乱させたい。そうすれば相手にターンオーバーなどのミスを誘発させたり、スティ-ルでボールを奪い取ることもできるだろう。

相手の堅いディフェンスに対する一番手として期待したいのは、リーグ3位の1試合平均19.3をマークしている#5マット・ボンズ。ゴールに向かうドライブだけではなく、角度を問わず3Pを放てるなどシュートレンジが広い。先週の茨城戦までの5試合中、4試合で20得点以上を記録。茨城とのGAME2は29得点と好調なだけに、今節も背番号5の爆発に期待したい。

今季のエヴェッサはオフェンスの展開が速いこともあり、リーグ4位の同83.5得点とスコア力に長けている。エヴェッサ自慢の矛は、いかにしてSR渋谷の盾を貫くか。特徴の異なるチーム同士の対戦なので、2試合とも見どころの多いゲームになるだろう。