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HOME > ゲームプログラム MAJESTY 11/2・3 vs 琉球ゴールデンキングス

リーグ最強の琉球攻撃陣を抑えるには ポイントガードから高い圧力で守備を




ホーム4連勝中のエヴェッサが今節に迎えるのは、bjリーグ時代から幾度も対戦してきた琉球ゴールデンキングス。琉球は一昨季のリーグ王者となり昨季は準優勝と、今やリーグ屈指の強豪になった。今季はここまで6勝3敗で西地区8チーム中、3位につけている。

3敗のうち2敗は三遠ネオフェニックス、島根スサノオマジックとリーグ上位勢に敗れたものだが、あとの1敗は現在、西地区最下位の滋賀レイクスとの2連戦のGAME1で喫した。滋賀とのGAME1は10月19日に行われ、実は琉球は10月16日に東アジアスーパーリーグの試合を戦っている。そこから中2日でのアウェーゲームだっただけに、両者にコンディションの差はあっただろう。それでも翌日のGAME2は109-72と100点ゲームのうえ、30点差以上の大勝。“やはり、琉球強し”。そんな印象を抱かせた内容だった。

エヴェッサは琉球に対してBリーグが始まってから数シーズンは年間で勝ち越すこともあったが、やがて対戦成績は五分になり、2021-22シーズンは0勝4敗。翌シーズンはタイに持ち込むも、昨季は1勝3敗と負け越した。通算の対戦成績も、15勝23敗と黒星が先行してしまっている。とはいえ上位進出を果たすためには、同地区のライバルには勝っておかなければいけない。連勝の勢いを追い風にしながら、より一層、気を引き締めて今節に臨みたい。

琉球の強みのひとつは、主要メンバーが不動なこと。今季も準優勝した昨季から、9人のメンバーが残留した。ポイントガード(PG)の#14岸本隆一、シューティングガードの#15松脇圭志、センターの#45ジャック・クーリーら、どのポジションにもリーグを代表する選手が揃う、まさにタレント軍団だ。
 

琉球の“3ビッグ”ラインナップに エヴェッサ・藤田HCの対策は?




そんななかで琉球の大きなアドバンテージになっているのは、帰化選手である#53アレックス・カークの存在だ。211cmの高さを誇り、リバウンド争いの要になるとともに、オフェンスではリング近くで得点を量産。今季もここまで1試合平均10.9得点をマークしている。

さらに206cmの#45クーリーに加えて#4ヴィック・ローは201cm、#12ケヴェ・アルマは206cmと、外国籍選手全員が身長2m越え。#53カークと同時に外国籍選手ふたりがコートに立てる。3人の2m越え選手が並ぶ“3ビッグ”のラインナップは見る者にとって圧巻であり、対する者にとっては脅威である。一方で今季のエヴェッサは、高さに特徴があるチームではない。琉球が“3ビッグ”にした時間帯に、エヴェッサの藤田弘輝ヘッドコーチがどんな策を講じるかは見物だ。

琉球のスコアリーダーは1試合平均13.6得点の#4ローだが、#12アルマ、#45クーリー、#53カーク、さらには#14岸本も10得点越え。チーム全体ではリーグトップの1試合平均87.3得点と、高い攻撃力を発揮している。

迎え撃つ今季のエヴェッサは、ディフェンスにフォーカスしたチーム。前線からPGが相手のボールホルダーに激しい圧力をかけ、自陣に入られてからも全員が相手を激しくプレスする。そこからターンオーバーを誘い、素早く攻撃に転じる。スティールで相手からボールを奪い取る場面も、今季は数多く見せている。

琉球の攻撃を司るのは、チーム最長の1試合平均26分18秒に出場している#14岸本。相手の司令塔に激しいプレッシャーをかけ、自慢の攻撃に乱れを生じさせたい。そのためのキーマンはPGの#35鈴木達也、#88牧隼利らのPG陣。今節は両チームPGの攻防が、勝敗に関わる。ゴール前の得点シーンだけではなく、ボール運びのところから注目して見てもらいたい。