MENU

大阪エヴェッサ

OSAKA
EVESSA

MENU
HOME > ゲームプログラム MAJESTY 10/12・13 vs ファイティングイーグルス名古屋

FE名古屋の核となるファンタジスタ封じ
その仕事は期待の新加入#88牧に任せた




先週にアウェーで戦ったシーズン開幕戦は、B2から再昇格してきた滋賀レイクスを相手に2連勝と好発進した。しかし2試合とも第1Qで相手に先行され、中盤にゲームを引っ繰り返しながら終盤に追い上げを許すという展開。シーズンが始まったばかりであることを差し引いても、反省すべき点は残った。プレシーズンゲームでも試合中の波が見られたが、今節はそれを改善して臨みたい。

FE名古屋は昨シーズン、東地区8チーム中5位だった。昨季は開幕4連勝の直後に4連敗と波乱のスタート。1月にも5連敗を喫するなどシーズン中は波もあったが、終わってみれば33勝27敗と6つの貯金を残した。エヴェッサは昨季2度対戦して0勝2敗。通算でも2勝4敗と相性はよろしくない。

今季を戦うにあたり、FE名古屋は昨季から約半分のメンバーを入れ替え。全試合に出場して1試合平均1.5得点をあげたジェレミー・ジョーンズ、帰化選手のエヴァンス・ルーク、スタメンのシューティングガード川嶋勇人らが退団した。

一方でチーム最多の1試合平均16.6をあげた#11アーロン・ヘンリー、ゴール下の要である#54ショーン・オマラ、ポイントガードの#21笹山貴哉ら核になる選手は残留。

新加入選手の目玉のひとりは“ファンタジスタ”の異名をとり、bjリーグ最終シーズンの2015-16にエヴェッサに在籍していた#3並里成。10月5日の開幕戦では17得点をあげて勝利に貢献した。35歳になったがキレのあるプレーは健在で、彼に自由を与えては危険だ。エヴェッサでマッチアップするであろう選手は#88牧隼利。#3並里の172cmに対して#88牧は188cm。高さのアドバンテージを生かしながら、ファンタジスタを封じたい。


 

エヴェッサのヤングガンズ
24歳コンビの躍動にも期待!




まだ2試合しか戦っていないが、ここまでチームハイの1試合平均得点は14.0をあげているのは、これも新加入の#32ジャスティン・ハーパー。208cmの高さがありながら、外からのシュートも打ってくる。それを警戒するマークマンがアウトサイドで構える彼に寄ってくれば、手薄になったインサイドにパス。それをビッグマンが仕留める得点パターンは充分に考えられる。#32ハーパーをマークするのは、#5マット・ボンズか。#5ボンズは196cmとサイズでは劣るが、敏捷性と万能性では彼に優位性がある。FE名古屋の得点パターンのひとつを消せば、試合を優位に運べる。

また今節は、インサイドのビッグマン対決を勝敗を左右する大きなポイント。FE名古屋でそのポジションを務めるのは、エヴェッサで通算3シーズンプレーしていた#54オマラで、エヴェッサで対するのは#52ヴォーディミル・ゲルンになるだろう。身長はともに208cmと互角。だが昨シーズンのリバウンドの実績では1試合平均9.1の#54オマラに対し、#52ゲルンはリーグ2位の同12.0を獲得している。今節はゴール下での#52ゲルンの踏ん張りに、大いに期待したいところだ。

また今節は、大阪エヴェッサの若手選手たちにも注目してもらいたい。24歳の#22飯尾文哉は滋賀との開幕戦のGAME1で8得点、GAME2で5得点。ブザービーターを沈めるなど、いずれの試合でも勝負どころで決めて見せた。プロ3シーズン目の今季は、大いなる飛躍の予感が漂う。

#22飯尾と同い年の#12土家大輝は、B2の福島ファイヤーボンズから移籍加入。滋賀戦のGAME1は13分26秒のプレータイムを得て、7得点。翌日は5分30秒の出場ながら、大事なところで3Pを決めて見せた。B1でのプレーは初めてだが臆することのないプレーで、今後も要所で流れを変える貴重な存在になりそうだ。

今季も残留したコアメンバーと新戦力、そして若手が噛み合って、目指すはもちろんホーム2連勝!