ゲームプログラム MAJESTY 1/17 vs 佐賀バルーナーズ
前回対戦は、まさかの2連敗 その借りを、ここで返す!
今節は新年最初のホームゲーム。対戦カードは12月2・3日のホーム戦で連敗を喫してしまった、佐賀バルーナーズとのリマッチだ。GAME1は最大で16点差をつけられながら終盤に猛烈に追い上げ、一時は2点差にまで迫ったが79-84で敗れた。翌日のGAME2はミスが重なるなどリズムに乗れず、攻撃面ではすべてのクォーターで奪った得点は15点以下。結果的に45-79と、今季最低得点での敗戦となってしまった。今節は水曜日開催の1試合のみだが、12月の屈辱はなんとしてもここで晴らさねばならない。
前回対戦はとにかく、ミスが目立ってしまった。相手に攻撃権を渡してしまうターンオーバーがGAME1が18でそこからの失点が23、同じくGAME2が19で25失点。「これでは勝てない」とマティアス・フィッシャー ヘッドコーチ(HC)が嘆いたのも無理はない。
勝利するためには、とにかく無用なミスを減らすことが第一。ターンオーバーは1試合でひとケタに抑えられれば、上々とされる。しかし現時点でのエヴェッサの1試合平均ターンオーバー数は13.9で、リーグワースト4位。果敢に攻めた結果がターンオーバーになってしまうのは、やむを得ない。だがイージーミスからのターンオーバーを撲滅しなければ今節はもちろん、後半戦の戦いにも大きな影響を及ぼす。このゲームには全員が「イージーミス、ダメ、絶対」を、胸に刻み込んで挑むべきだ。
帰化選手を含めた佐賀の編成に 大阪の指揮官がいかに対応するか
佐賀の強みは#2レイナルド・ガルシア、#23ヨーリー・チャイルズ、#60チェイス・フィーラーの3人の外国籍選手に加え、かつてエヴェッサにも在籍していた#55ジョシュ・ハレルソンが帰化選手としてロスターに名を連ねていること。Bリーグのレギュレーションは外国籍選手2名に加え、帰化選手1名も同時にコートに立つことが認められている。
#23チャイルズと#60フィーラーはともに身長2mを超える大型選手であるが、#2ガルシアはポイントガード(PG)の選手で身長は187cmと高さはない。帰化選手が不在でビッグマンと#2ガルシアの同時起用となれば高さでハンデキャップを背負うが、身長208cmの#55ハレルソンの存在がそれを補う。
本来なら#2ガルシアと対面するエヴェッサのPGは#35鈴木達也、#8多嶋朝飛であるが、前者は169cm、後者は173cmと高さのハンデキャップは否めない。前回対戦ではそれを考慮してマッチアップを工夫したが、それでも#2ガルシアには2戦ともチーム最多となる18得点を献上してしまった。今節は攻撃の起点となる#2ガルシアを、いかに封じるのか。フィッシャーHCの策略に注目したい。
前回対戦では連敗してしまったが、2試合とも主力の#32アンジェロ・カロイアロが欠場する苦しい布陣であったことが大きな要因であったことは事実。#32カロイアロは昨年末に復帰し、1月6日のアウェーでの宇都宮ブレックス戦で23得点をあげるなど、本来のパフォーマンスを取り戻している。彼の復活は今節はもちろん、後半戦にむけて明るい材料である。
そして今節のキーマンのひとりとしてあげたいのは、#14橋本拓哉。シーズン序盤は思うようなプレータイムを得られない時期もあったが、実戦をこなすうちに調子が上向いている。それを証明するのが、現時点でリーグNo.1の3P成功率49.4%。これはリーグ得点王である横浜ビー・コルセアーズの、#5河村勇輝の2P成功率48.6%を超えている。
前回対戦とは違い、エヴェッサはフルメンバーが揃っている。さらに#14橋本は過去5試合中3試合で3P成功率が66.7%を記録するなど、好調の気配だ。12月の借りを返す材料は、すでに揃っている。イージーミスをなくして戦うことができれば、自ずと白星は手にできるはずだ。