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ゲームプログラム MAJESTY 12/6 vs 琉球ゴールデンキングス

 

前節の佐賀戦の敗退を糧に、再び王者に挑む




今節は昨季のBリーグ王者、琉球ゴールデンキングスをホームに迎えての水曜ゲーム。琉球とは先月にホームで対戦したばかりだが、間を置かずの再戦となる。

前回の琉球戦は、11/4・5のホームゲーム。GAME1は序盤からエヴェッサがペースをにぎり、終始リードを保って81-76で勝利する。しかし翌日のGAME2は相手のディフェンスに攻撃を阻まれて76-94で敗れ、1勝1敗で終えた。今後の琉球との対戦は、3月20日のアウェーゲームを残すのみ。王者相手にシーズンで勝ち越すためには、今節の勝利がマストなのである。

琉球は前回のエヴェッサとの対戦時に欠場していた、#4ヴィック・ローが戦線復帰。ここまで1試合平均16.0得点をあげるスコアメーカーが戻り、より強力な布陣になる。一方エヴェッサはチームハイの同19.1得点をあげている#32アンジェロ・カロイアロが、前節の佐賀バルーナーズ戦を2試合ともコンディション不良で欠場。その影響は小さくなく、佐賀戦は2試合とも敗れてしまった。#32カロイアロの今節での復帰は難しいと思われるだけに、厳しい戦いになることが予想される。

佐賀戦で連敗した改善点を修正し、#32カロイアロの穴を埋めなければ王者相手に勝利はない。佐賀戦で露呈した大きな改善点は、オフェンス時のターンオーバー(TO)の多さ。GAME1は18TOで、そこからの失点が23。GAME2は19TOで、同じく25失点。2試合とも総失点の約30%が、TOを起因とするものだった。「これでは勝てない」とマティアス・フィッシャー ヘッドコーチが嘆くのも無理はない。

万能型選手である#32カロイアロが欠場したことで、連携にズレが生じてしまった面はあるだろう。しかし、嘆いていてばかりいても始まらない。チームは本来ならば土日のゲームの後の月曜日は休日にあてるが、緊急事態にある今はオフを返上。この琉球戦に向けての時間は2日間しかなかったが、修正点と改善策を明確にして練習に取り組んだ。その成果は必ずや、表れるはずだ。


 

主力欠場なら不利は否めないが 原点の全員バスケで活路を開く




琉球で脅威になるのは、やはり3人の外国籍選手だ。#4ローは内外で得点できるだけでなく、リバウンドにも絡んでくる。#7アレン・ダーラムも身長198cmとわずかに200cmを切るサイズだが、リーグトップ級のパワーの持ち主でとくにインサイドで強さを発揮する。エヴェッサは前回対戦でも、3本の3Pを含む27得点を許してしまった。そして#45ジャック・クーリーは、インサイドに特化した選手。リング近くでの得点に加え、リバウンド争いでも無類の強さを発揮する。

3人の外国籍選手を揃えたフルラインナップで乗り込んでくるであろう琉球に対し、エヴェッサが#32カロイアロを欠くのであれば不利は否めない。しかし、だからこそ、#21ショーン・ロングと#34イアン・ハマーの奮起に期待したい。#21ロングは佐賀とのGAME1で、シーズンハイの32得点と気を吐いた。だが#34ハマーはGAME1で4得点、GAME2は8得点にとどまり強いインパクトを残せなかった。チームプレーヤーとして全体を円滑にプレーさせている#34ハマーの貢献度は高いが、今節はアグレッシヴにゴールに迫るプレーを期待したいところだ。

また長身選手を欠くことで、#15竹内譲次が果たすべき役割も普段以上に重要になる。とはいえ長らく日の丸を背負ってプレーするなど経験が豊富で、大ベテランの域に達した#15竹内はそのことを充分に自覚している。“キャプテン・ジョージ”がこの試合で、それをプレーで体現してくれるに違いない。

6連敗中であるのは事実。しかし長いシーズン中には、必ずこのような時期が訪れる。苦しい状況だが#15竹内、#21ロング、#34ハマーのフロントコート陣だけに、荷を背をわせてはいけない。今こそエヴェッサはバックコート陣も含め、今季のテーマであり原点である全員バスケを見つめ直して活路を開く。