INTERVIEW
インタビュー
今季、おおきにアリーナ舞洲で
繰り広げられた名勝負を振り返る
しかし開幕を前に、故障者が相次ぐアクシデントが発生。これによってチーム作りが遅れてしまったことは否めず、開幕月の10月は3勝6敗と黒星が先行し、スタートダッシュとはならなかった。
それでも12月末から1月にかけて5連勝を達成し、リーグ戦終盤の4月には川崎ブレイブサンダース、琉球ゴールデンキングス、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、島根スサノオマジックと上位勢から次々と白星をもぎ取り、持てるポテンシャルの高さを証明してみせた。
今季のここまでの58試合のなかで、印象に残る試合は数々あった。そのなかから、とくに劇的だったホームゲームのいくつかを、選手たちの声を交えて紹介していこう。
ホーム開幕戦で王者・宇都宮に
残り4秒で逆転勝利!
しかし、相手はさすが王者。第4Q中盤に攻撃が跳ね返され続ける間に失点を重ね、残り5分を切って得点差は再びふたケタに。ここでディフェンス面への意識をさらに高く持って挑むと、試合の流れが再びエヴェッサに傾いてきた。相手の得点を抑える間に追い上げ、残り0分36秒に#20合田が放った3Pがリングに吸い込まれて1点差。最後は#25ニュービルが残り0分04秒で3Pを射抜いて、劇的な逆転勝利を収めた。
「ホーム開幕の宇都宮戦は、ああいう劣勢から最後に逆転できたので、すごく印象に残っています。開幕戦でしたし、いいスタートが切れた感じでしたね」(#15竹内)
「あの試合はホーム開幕戦だし、もちろん僕らも勝ちたいと思っていた。だけど宇都宮は優勝チームだし、実はどんな試合になるかなと不安もあったんだ。それがああいうゲーム展開になって、試合が進むごとにホームのお客さんがすごく盛り上がってくれた。みんながあの雰囲気を作ってくれたから、最後のシュートを決められたんだと思う。そういうこともあって、すごく記憶に残っているね」(#25ニュービル)
「ホーム開幕戦だったので、僕自身にも特別な気持ちがありましたし、試合前のロッカーでもみんなとそういう話になっていました。タフな試合でしたが最後まで粘れたのは、そういう気持ちがあったからでしたね」(#20合田)
絶体絶命の北海道戦
タクヤが奇跡を呼ぶ4点プレー
タイムアウト中にデザインしたプレーが描いた通りにならず、巡り巡ってきたパスは#14橋本拓哉の手に渡る。2度のアキレス腱断裂から復帰した男はそれをキャッチして、次の瞬間に迷いなく3Pを放つ。ボールは美しい放物線を描いてリングを通り抜け、さらにはシュート時に相手のファウルを誘ってバスケットカウントも獲得。ボーナスの1ショットも落ち着いて決めて、オーバータイムに持ち込んだ。そこでも最後まで接戦が続いたが、最終的に110-108でエヴェッサが勝利し、今季最多の5連勝を飾った。
「タクヤが最後に4点プレーを決めた北海道戦。あれは信じ難いプレーだったし、決まった瞬間のアリーナの盛り上がりもクレイジーで、本当にすごかった。もちろん最後まであきらめていなかったけど、まさかあんなプレーが飛び出すとはね。強いインパクトがあったから、今でもよく覚えているよ」(#25ニュービル)
「あれはかなりのタフショットで、僕のキャリアのなかでもいちばんじゃないかなと思えるようなシュートでした。打った瞬間に『来た』と思ったので、マグレではなかったから気持ち良かったですね。あのファウルは、ちょっともらいに行った感じも……あったかな。でもフィッシャーHCは、ディフェンスの手が僕のヒジに少し触っていたと言っていましたから、やっぱりファウルですよね(笑)」(#14橋本)
滋賀戦で残り2分を切って9点差も
全員があきらめていなかった
チーム内はだれひとりとして、あきらめていない。わずかな残り時間のあいだに#25ニュービル、#31木下が次々とスコアして2点差に迫った。そして残り0分04秒に#25ニュービルが3Pを突き刺して土壇場で逆転すると、アリーナから爆発的な歓声が上がる。最後は滋賀のシュートを#33アイラ・ブラウンがブロックショットで叩き落とし、驚異の逆転劇のフィナーレを飾った。
「残り2分を切って9点差。普通なら難しいと思う状況かもしれませんが、全員が最後の最後の瞬間まで勝利を信じて戦ってくれた。それが本当に、素晴らしい。試合後のロッカールームも全員が笑顔でお互いを称えあっていて、とても素晴らしい雰囲気だった。あのようになれるチームでないと、タフな試合を勝ち切れない。あの様子を見て、そう再認識しました。自分たちが開幕前から追求してきた遂行力は、目指していたところに到達できたと実感できた試合でしたね」(フィッシャーHC)
「あの滋賀戦も最後は厳しい状況でしたが、だれもあきらめなかった。4月5日のアウェーの琉球戦も#54ショーンがファウルアウトになって、同じような点差でだれが見ても厳しい状況でしたが、全員があきらめずに戦って最後に勝てました。それが、このチームの強さだと思います」(#15竹内)
最後に今季の自分たちを証明する
主将の#15竹内は、そう誓う
「チームは残念ながら早い段階で、チャンピオンシップ進出が絶たれてしまいました。ときに不甲斐ない試合をしてしまったこともあったと思いますが、おおきにアリーナ舞洲の温かい声援が、僕たちを支えてくれた。それは本当に、感謝しています」
そう言って首を垂れ、言葉を続ける。
「最終節は外から見れば消化ゲームかもしれませんが、それでも僕たちは応援してくれるファン・ブースターのために戦う。この2試合は、今季の僕たちがどういう集団であったかを見せられる機会でもあります。たとえ厳しい状況になったとしてもあきらめない姿勢を見せ続け、僕らが大阪を代表するチームであることを最終戦で証明したい。それは僕だけではなく、チーム全員が同じ気持ちです」
#15竹内は普段と変わらぬ落ち着いた口調で、そう語った。しかし言葉に込められた熱量は、明らかにいつもとは違う温度だった。2022-23シーズンの最終戦。エヴェッサはファン・ブースターのため、そして今季の自分たちを証明するために、全力を尽くして戦う。
PICK UP
見どころ
ついにシーズン最終戦
東地区の茨城を迎え撃つ!
茨城は2013年につくばロボッツとして創設され、当時はNBLに所属。初年度こそ地区6チーム中4位だったが、翌シーズンと翌々シーズンは最下位。Bリーグに移行後は初年度からB2に編入され、5シーズンにわたってそこを戦場にしてきたが一昨季に東地区2位の成績を収め、プレーオフで準優勝を果たして悲願の B1昇格を果たした。B1で2季目となる今季は現在、22勝36敗で東地区8チーム中6位。昨季の16勝を大きく上回り、すでにB1残留を確定させている。Bリーグ開幕後、茨城が長くB2を主戦場にしていたため、エヴェッサとの直接対決は昨季の2試合のみ。対戦成績は、1勝1敗となっている。 東地区の茨城を迎え撃つ!
茨城のトップスコアラーは、1試合平均15.1得点の#11チェハーレス・タプスコット。身長195cmとさほど高さのある選手ではないが、インサイドだけではなく3Pシュートもあるタイプのパワーフォワード(PF)。リング付近の得点が中心になるが、状況によっては左右のウイングポジションに張り出し、キックアウトされたパスを3Pでねじ込んでくるプレーもある。エヴェッサで彼をマークするのは、#25ディージェイ・ニュービルか。攻撃面ばかりにスポットライトが当てられがちな#25ニュービルだが、実はディフェンスでの追い足も確かなものがある。茨城の#11タプスコットと、エヴェッサの#25ニュービル。両チームのエースのマッチアップの行方が、今節の勝敗を左右する少なくない要素になるだろう。
今節はPG対決がキーポイント
茨城は“神”にどう対応する!?
また今節は、両チームの日本人ポイントカード(PG)対決も見どころにあげたい。茨城は35歳の#8多島朝飛、34歳の#25平尾充庸とベテランのふたりに、ともにシューティングガードとしても登録される#2福沢晃平、#13中村功平と特性の異なるボールハンドラーを複数に擁している。それゆえゲームの流れや展開によって、茨城が起用してくる選手に変化があることが予想される。茨城は“神”にどう対応する!?
エヴェッサは茨城に合わせて対応するのではなく、ブレない選手起用で臨みたい。つまりは#35鈴木達也、#31木下誠を軸にして日本人司令塔対決で優位を取る。#35鈴木、#31木下には、茨城との日本人PGを制せられる力があるはず。だからこそ、今季に貫いてきたやり方で主導権をにぎりたい。
またエヴェッサは、#25ニュービルも紛うことなきチームの司令塔。彼がボール運びを担っている時間帯で、茨城はどのような策で対抗してくるのか。茨城はPFの#11タプスコット以外の外国籍選手は#15キャメロン・クラットウィグ、#21エリック・ジェイコブセンがともにセンタータイプの選手ゆえ、#25ニュービルとマッチアップしてくるとは考えづらい。相手が#25ニュービルに対して日本人選手をマッチアップさせてくるなら、そこでエヴェッサはアドバンテージが得られるだろう。そうなれば、その優位を存分に活かすべきだ。
エヴェッサはゴール下の要である、ビッグマンの#54ショーン・オマラがケガで離脱中。今節に復帰できるかは、微妙な情勢にある。また同じビッグマンの#24カイル・ハントはケガの影響でしばらく戦線を離れていたが、前節の琉球ゴールデンキングス戦でコートに戻ってきた。しかし復帰したばかりで、どこまでコンディションが戻っているかは不安材料である。万全の状態でのロスター揃い踏みとならない可能性もあるが、なんといっても今節は今季最終戦。最後を勝利で終えるべく、エヴェッサはチーム一丸となって戦う。
ROSTER
選手一覧
OSAKA EVESSA
-
エリエット・ドンリー
#3 SF/PF 198cm/91kg
1996年12月11日生 神奈川県出身 -
井手 拓実
#5 PG 174cm/68kg
1999年10月12日生 福岡県出身 -
星野 零志
#11 PG/SG 180cm/80kg
2000年1月22日生 大阪府出身 -
橋本 拓哉
#14 SG 188cm/88kg
1994年12月3日生 大阪府出身 -
竹内 譲次
#15 PF/C 207cm/98kg
1985年1月29日生 大阪府出身 -
合田 怜
#20 PG/SG 183cm/80kg
1993年8月31日生 大阪府出身 -
飯尾 文哉
#22 SG 187cm/85kg
2000年6月10日生 大阪府出身 -
カイル・ハント
#24 PF/C 208cm/104kg
1989年10月31日生 アメリカ合衆国出身 -
ディージェイ・ニュービル
#25 PG/SG 193cm/95kg
1992年5月22日生 アメリカ合衆国出身 -
木下 誠
#31 PG/SG 185cm/80kg
1997年3月31日生 大阪府出身 -
アイラ・ブラウン
#33 SF/PF 193cm/107kg
1982年8月3日生 アメリカ合衆国出身 -
鈴木 達也
#35 PG 169cm/69kg
1991年3月30日生 東京都出身 -
ショーン・オマラ
#54 C 208cm/116kg
1995年9月5日生 アメリカ合衆国出身
IBARAKI ROBOTS
-
トーマス・ケネディ
#1 SF/PF 201cm/95kg
1987年5月14日生 アメリカ合衆国出身 -
福澤 晃平
#2 PG/SG 177cm/76kg
1993年4月2日生 長野県出身 -
浅井 修伍
#7 SF 197cm/91kg
2000年12月8日生 福岡県出身 -
多嶋 朝飛
#8 PG 173cm/73kg
1998年10月8日生 北海道出身 -
チェハーレス・タプスコレット
#11 PF 195cm/106kg
1990年7月12日生 アメリカ合衆国出身 -
中村 功平
#13 PG/SG 181cm/76kg
1996年9月16日生 山口県出身 -
山口 颯斗
#17 SG/SF 195cm/90kg
1998年10月1日生 栃木県出身 -
エリック・ジェイコブセン
#21 PF/C 208cm/116kg
1994年6月2日生 アメリカ合衆国出身 -
鍵冨 太雅
#24 SG 195cm/89kg
1999年3月8日生 東京都出身 -
平尾 充庸
#25 SG 178cm/74kg
1989年4月4日生 徳島県出身 -
鶴巻 啓太
#29 SG/SF 189cm/88kg
1996年4月24日生 茨城県出身 -
林 翔太郎
#33 SF 194cm/89kg
1995年9月13日生 北海道出身 -
ジャワラ ジョゼフ
#88 PF 197cm/93kg
1998年2月9日生 東京都出身
TIME SCHEDULE
タイムスケジュール
6日
- 13:00
- 場外イベント開始
- 13:50
- 当日券売販売 開始
- 14:20
- CLUB EVESSA プラチナム会員 入場
- 西口印刷株式会社ブース OPEN(ハーフタイム終了まで)
- 14:25
- CLUB EVESSA ゴールド会員 入場
- 14:30
- CLUB EVESSA レギュラー会員・ジュニア会員・スポンサー 入場
- 14:40
- 一般入場
- 14:55
- 前座試合 大阪エヴェッサスクール エヴェッサホワイトvsエヴェッサブラック
- 15:45~16:00
- span!水本とBTコラボトークライブ
- 16:10
- 開演
- 16:13
- オープニングパフォーマンス 樟蔭高校バトントワリング部
- 16:17
- BTパフォーマンス
- 16:22
- 両チーム選手入場
- 16:40
- 応援練習
- 17:02
- 両チームスターティング5紹介
- 17:05
- TIP-OFF
- 17:45頃
- ハーフタイムアトラクション フリースロー対決
- 19:00頃
- 試合終了
- 19:30頃
- サンクスイベント
7日
- 13:00
- 場外イベント開始
- 13:50
- 当日券売販売 開始
- 14:20
- CLUB EVESSA プラチナム会員 入場
- 14:25
- CLUB EVESSA ゴールド会員 入場
- 14:30
- CLUB EVESSA レギュラー会員・ジュニア会員・スポンサー 入場
- 14:40
- 一般入場
- 14:55
- チアアップエヴェッサ
- 15:45~16:00
- span!水本とBTコラボトークライブ
- 16:10
- 開演
- 16:17
- BTパフォーマンス
- 16:22
- 両チーム選手入場
- エスコートブースター
- 16:26
- 大阪・関西万博PRセレモニー
- 16:40
- 応援練習
- 17:02
- 両チームスターティング5紹介
- 17:05
- TIP-OFF
- 17:45頃
- ハーフタイムアトラクション フリースロー対決
- 19:00頃
- 試合終了
- 19:30頃
- サンクスイベント
GOODS
グッズ情報
-
BLACK福袋
¥5,000(税込)
GOLD福袋
¥10,000(税込)
-
BT1日店長
6日 CONEY、AYAMI
7日 MANA、SHIZU、AIRA
FOODS
フード情報
-
手羽トロ唐揚げ/マザーフーズ
¥600(税込)
-
炙り鶏ハラミ/ENT
¥500(税込)
-
たこ焼き/INFINITY
¥600(税込)
-
焼きそば/INFINITY
¥600(税込)
-
ポテト/エスポワール
¥500(税込)
-
サーティワンアイスクリーム/サーティワンアイスクリーム
¥400(税込)
-
ブリュレフレンチトースト/yellow soupys
¥600(税込)
-
タコス/LOKOLAKO
¥500(税込)
-
ビーガンハンバーガー/PLANTRACK
¥700(税込)
-
こっぺぱん/たなごころ
¥350~(税込)
-
馬鹿オヤジの超肉丼/GOODFAMILY
¥1,200(税込)
おおきにミックスジュース/おおきにコーヒー
¥250(税込)
EVESSA SHRINE
エヴェッサ神社
おみくじにチャレンジしよう!
レアグッズが手に入る今シーズン最後のチャンス!
スゴイおみくじ/¥1,000
6日 ディージェイ・ニュービル選手 シューティングシャツ(HOME/2021-2022)
ジャワラ ジョゼフ選手 ユニフォーム(AWAY/2021-2022)
ジャワラ ジョゼフ選手 シューティングシャツ(HOME/2021-2022)
青木龍史選手 シューティングシャツ(AWAY/2021-2022)
7日
ジャワラ ジョゼフ選手 シューティングシャツ(HOME/2021-2022)
ジャワラ ジョゼフ選手 シューティングシャツ(AWAY/2021-2022)
合田怜選手 ユニフォーム(AWAY/2021-2022)
ザック・モーア選手 シューティングシャツ(AWAY/2021-2022)
デイビッド・ドブラス選手 シューティングシャツ(AWAY/2021-2022)
が各日1名様に当たる! ※景品は変更になる可能性がございます