INTERVIEW
インタビュー
家を守るため ホームは必ず勝つ!
#24カイル・ハント
「今季はヘッドコーチが替わって、プレースタイルも新しくなったけど、僕に求められていることは基本的には変わらない。ハードにプレーしてスコアし、リバウンドを獲ること。自分のコンディションが100%ではない日もあるけど、どんな状況に置かれていてもみんなを引っ張っていって、つねにチームを助けられるプレーをしたいと思っているよ」
今季はヘッドコーチ(HC)にマティアス・フィッシャーが新任。新しいプレースタイルを吸収するために貴重な期間だったプレシーズンにケガ人が相次ぎ、チーム作りが遅れてしまったことは否めない。
「確かにシーズンの初めは、かなりスローなスタートになってしまったね。プレシーズンに全員揃っての練習があまりできなかったこともそうだけど、 開幕から千葉ジェッツふなばし、宇都宮ブレックスと強豪との対戦が続いたのも影響していたと思う。だけど僕らはあのころと比べると、ずいぶんと進歩しているよ。最近はチームでボールシェアがかなりできるようになってきた。全員がプレーに関われているので、チームにいいエネルギーをもたらしてくれている。普段から一生懸命に練習して、チーム内のケミストリーがどんどん良くなっていると感じているんだ」
新たに就任したフィッシャーHCが求めるのは、全員でハードにディフェンスし、ボールを奪ったら素早く攻撃に転じること。全員が攻守でプレーに関与するこのスタイルを、彼は気に入っているのだと言う。
「ボールムーブメントが多くて、ひとりがボールを保持するのではなくて、5人全員で共有しながらスコアの機会をねらっていくスタイル。これは本当に気に入っていて、好きなスタイルだね。またピックアンドロールを多用するのも特徴。僕のプレースタイル的にも、ピックアンドロールが多い方がアクションを起こしやすいので、そこにもフィットしていると思う。これからもボールを共有し続けることができたらオープンショップが自然と生まれて、そこでシュートを打てる選手が現れる。それが僕の場合もあれば、チームメートの場合もある。全員がシュートを打てる状況が作れるところが、気に入っているんだ」
「大きく分けて2点あると思うんだけど、まず今季はディフェンスがかなり強くなっていると感じている。それには多くの要素があるんだけど、#54ショーン(・オマラ)みたいなビッグマンがチームに加わったことも大きいし、つねにチーム全員でプレーしている感覚は強いね。多くの試合で相手チームの得点を平均値より少なく抑えているし、やはりディフェンは今季の僕らの強みだと思う。ふたつ目は、やはりボールムーブメント。ボールを上手く共有することができているので、そこは昨季までとは違ったところだね」
もうひとりのビッグマン#54オマラは3シーズンぶりにエヴェッサに復帰し、目を見張るほど成長した姿を見せている、背番号24と54が同時にコートに立つビッグラインナップは、チームにとってアドバンテージのひとつだ。
「#54ショーンとプレーするのは、かなり楽しいよ。彼といっしょにプレーしているとリバウンドもたくさん獲れるし、お互いでハイ・ローのパスを出し合うこともできる。ほかの選手とはできないことで勝負ができるので、そこは特別だと感じている。またビッグマンがふたりいることで、ディフェンスも少し簡単になったり、守れていなかったところがよく守れるようになったりもするんだ。試合中にいっしょにコートに立つと、ワクワクした気持ちになるよ。彼とはいい関係性を築いていてコート外でも家族のことやスポーツ、映画のことなどよく話すんだ」
「本当に、楽しく暮しているよ。チームがプロフェッショナルなのでオンコート、オフコートに関わらず素晴らしいサポートをしてくれている。おかけで妻と子どもを含めて、家族全員で大阪の街を楽しむことができているよ。大阪にはいくつかアメリカのレストランもあるので、たまに行ってはニューヨークを思い出すようなこともあるんだ。大阪の街を歩いていると、やっぱり都会だなって感じる。そういう点でも、自分に合っている街だと感じるよ」
シーズンは折り返し点を過ぎた。チームが巻き返しを期す後半戦に向けて、頼もしきビッグマンはこう意気込む。
「チームと自分自身の課題を見つけていって、これからも勝利を重ねていきたい。今は練習していて、かなり良いレベルにあると感じているんだ。これを継続しながら改善点を修正していけば、僕らはもっと成長できる。そのためにはやっぱり、ファン・ブースターの力が必要。みんながアリーナに応援に来てくれると、選手たちはモチベーションがかなり上がるんだよ。だから今後も、アリーナで応援してほしいね。ホームの試合は『家を守る』という言葉があるんだ。だからホームの試合は家を守って、勝利をみんなに届けたい」
美しいフローターショットでスコアをあげ、ガッツあふれる飛び込みでリバウンドを奪い取る。カイル自身、そしてファン・ブースターが愛する家を守るため、これからも背番号24は身体を張って戦う。
PICK UP
見どころ
SR渋谷は故障者続発で緊急事態
それでも気を抜いてはいけない
今節は中地区のサンロッカーズ渋谷と対戦。SR渋谷は一昨季に2度目のチャンピオンシップ(CS)出場を果たしたが、昨季は東地区6位でCS進出がならず。2季ぶりのCS出場を目指す今季は、開幕から2ヶ月は9勝5敗とまずまずのスタートを切った。しかし12月に3連敗を喫したタイミングで伊佐勉ヘッドコーチ(HC)が退団し、後任に浜中謙アシスタントコーチが昇格。それでも調子は上向かず12月末に3、1月も4と連敗を重ね、現在は13勝17敗で中地区5位に位置している。それでも気を抜いてはいけない
現在のチーム状態も#27石井講祐、#73田渡修人の両シューティングガードをはじめ、ケガ人やコンディション不良者が相次ぐなど決していい状態とはいえない。前節の三遠ネオフェニックス戦のベンチ入りメンバーはGAME1が9人、GAME2は8人という窮状。それでもGAME1は落としたものの、GAME2は終盤に追い付いてオーバータイムに持ち込んだ末に103-93で勝利し、連敗を4で止めた。
今節に臨むにあたって、離脱者がどれほど復帰するかは不明。ただ復帰したとしても故障あがりで状態は万全ではないだろうし、前節を少ない人数で戦ったメンバーにもコンディション面で不安が残る。ただし、そういったことがエヴェッサに有利に働くかといえば、そうとも言い切れない。こういった、まさに手負いの状態のときにチームの結束力が増し、想定していた以上の力を発揮することがバスケットボールの世界ではままある。相手が厳しいチーム状態であるとはいえ、決して気を緩めてはならない。
エヴェッサは高さで不利な一面も
フィッシャーHCの采配にも注目
SR渋谷のスコアリーダーは、1試合平均16.6得点の#5ケビン・ジョーンズ。203cmの上背がありながらインサイドに特化した選手ではなく、3Pの成功率も44.3%と高い。リング下から追い出したとしても、アウトサイドから高精度のシュートを放ってくる厄介な選手だ。彼がインサイドに陣取れば、エヴェッサは#24カイル・ハント、#54ショーン・オマラのビッグマンがケアにあたるだろう。問題はジョーンズがアウトサイドに出た際に、どう守るか。ハント、オマラがそのままマークに付くのか、あるいはディフェンスをスイッチするのか。このあたりはマティアス・フィッシャーHCが、どんな策をとるのかに注目したい。フィッシャーHCの采配にも注目
ほかにSR渋谷で警戒すべきは、#9ベンドラメ礼生だ。Bリーグ初代新人王に輝いたポイントガードで、2020年にはチームを天皇杯優勝に導いてMVPを獲得。日本代表にも名を連ねるなど、現在の日本バスケ界を代表するひとりである。持ち前のスピードと敏捷性で相手の守備陣形を乱し、フリーになった味方にパスを送って得点を獲らせる。そればかりか自らディフェンスを切り裂いてリングへアタック、あるいは相手の隙をついてアウトサイドからのシュートもある。今季は1試合平均で10.1をあげ、シーズンハイは24得点。それを含め2ケタ得点をあげた試合が16と得点力が高い。主にマッチアップするエヴェッサの選手は、#35鈴木達也か。#35鈴木には持ち前の前線からのハードチェックで、SR渋谷の司令塔を封じてもらいたい。
エヴェッサで活躍が期待されるのは、エースの#25ディージェイ・ニュービル。アウェイで戦った前節の秋田ノーザンハピネッツ戦は2試合とも20得点と本領を大いに発揮した。この好調を維持して、今節でも得点量産が望まれる。また秋田とのGAME1で4本中3本の3Pを沈め、15得点をあげた#14橋本拓哉にも注目。2度にわたるアキレス腱断裂の大ケガから復帰の過程にあり、パフォーマンスが安定しない面はあるが、本来はこれくらいのスコアをあげて当然の選手。チームを勝利に導く、タクヤのスコアに期待したい。手負いの状態にあるSR渋谷だが気を抜くことなく戦い、目指すは2連勝だ!
ROSTER
選手一覧
OSAKA EVESSA
-
エリエット・ドンリー
#3 SF/PF 198cm/91kg
1996年12月11日生 神奈川県出身 -
井手 拓実
#5 PG 174cm/68kg
1999年10月12日生 福岡県出身 -
星野 零志
#11 PG/SG 180cm/80kg
2000年1月22日生 大阪府出身 -
橋本 拓哉
#14 SG 188cm/88kg
1994年12月3日生 大阪府出身 -
竹内 譲次
#15 PF/C 207cm/98kg
1985年1月29日生 大阪府出身 -
合田 怜
#20 PG/SG 183cm/80kg
1993年8月31日生 大阪府出身 -
飯尾 文哉
#22 SG 187cm/85kg
2000年6月10日生 大阪府出身 -
カイル・ハント
#24 PF/C 208cm/104kg
1989年10月31日生 アメリカ合衆国出身 -
ディージェイ・ニュービル
#25 PG/SG 193cm/95kg
1992年5月22日生 アメリカ合衆国出身 -
木下 誠
#31 PG/SG 185cm/80kg
1997年3月31日生 大阪府出身 -
アイラ・ブラウン
#33 SF/PF 193cm/107kg
1982年8月3日生 アメリカ合衆国出身 -
鈴木 達也
#35 PG 169cm/69kg
1991年3月30日生 東京都出身 -
ショーン・オマラ
#54 C 208cm/116kg
1995年9月5日生 アメリカ合衆国出身
SUNROCKERS SHIBUYA
-
関野 剛平
#1 SG/SF 183cm/80kg
1994年8月1日生 北海道出身 -
ケビン・ジョーンズ
#5 PF 203cm/110kg
1989年8月25日生 アメリカ合衆国出身 -
ベンドラメ 礼生
#9 PG 183cm/83kg
1993年11月14日生 福岡県出身 -
小島 元基
#10 PG 181cm/84kg
1994年2月19日生 茨城県出身 -
西野 曜
#12 SF 199cm/94kg
1998年7月27日生 大阪府出身 -
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
#14 PF/C 206cm/104kg
1993年1月4日生 アメリカ合衆国出身 -
渡辺 竜之佑
#16 PG/SG 189cm/90kg
1994年8月24日生 沖縄県出身 -
石井 講祐
#27 SG 182cm/85kg
1987年9月29日生 愛知県出身 -
津屋 一球
#28 SG 190cm/92kg
1998年6月7日生 青森県出身 -
ライアン・ケリー
#34 SF/PF 211cm/104kg
1991年4月9日生 アメリカ合衆国出身 -
盛實 海翔
#44 SG 187cm/83kg
1997年8月26日生 埼玉県出身 -
田渡 修人
#73 SG 185cm/79kg
1990年1月6日生 アメリカ合衆国出身 -
井上 宗一郎
#75 PF 201cm/105kg
1999年5月7日生 東京都出身
TIME SCHEDULE
タイムスケジュール
28日
- 13:30
- 当日券売場・CLUB EVESSA受付開始
- 14:00
- CLUB EVESSA プラチナム会員 入場
- 14:05
- CLUB EVESSA ゴールド会員 入場
- 14:10
- CLUB EVESSA レギュラー会員 入場
- 14:20
- 一般入場
- 14:30
- オープンコート
- 16:13
- オープニング トークイベント
- 16:19
- オープニングパフォーマンス①
- 16:24
- BTパフォーマンス
- 16:28
- 両チーム選手入場
- 17:00
- 両チームスターティング5紹介
- 17:05
- TIP-OFF
- 11:00
- Bリーグ 当日券売場・CLUB EVESSA受付開始
- 11:30
- CLUB EVESSA プラチナム会員 入場
- 11:35
- CLUB EVESSA ゴールド会員 入場
- 11:40
- CLUB EVESSA レギュラー会員 入場
- 11:50
- 一般入場
- 12:00
- 前座試合
- 14:18
- オープニングトークイベント
- 14:24
- BTパフォーマンス
- 14:28
- 両チーム選手入場
- 15:00
- 両チームスターティング5紹介
- 15:05
- TIP-OFF
29日
GOODS
グッズ情報
-
LOVE EVESSA ボックスロゴパーカー
¥6,000(税込)
-
LOVE EVESSA ボックスロゴTシャツ
¥2,500(税込)
FOODS
フード情報
-
おおきにミックスジュース/おおきにコーヒー
¥207(税込)
-
手羽トロ唐揚げ/マザーフーズ
¥600(税込)
-
炙り鶏ハラミ/ENT
¥500(税込)
-
たこ焼き/INFINITY
¥600(税込)
-
焼きそば/INFINITY
¥600(税込)
-
ポテト/エスポワール
¥500(税込)
EVESSA SHRINE
エヴェッサ神社
おみくじにチャレンジしよう!
今節しか手に入らないレアグッズも続々登場!
おみくじ/¥200
28日 竹内譲次 HOMEシューティングシャツ(2021-22)と29日 アイラ・ブラウン AWAYシューティングシャツ(2021-22)が各日1名様に当たる!
※景品は変更になる可能性がございます