INTERVIEW
インタビュー
「伝統の一戦」、熱き戦いの歴史を振り返る
bjリーグの“オリジナル6”として2005年の開幕から参戦していたエヴェッサに対し、琉球はbjリーグ3シーズン目の2007-08シーズンに新規参入を果たした。そんな両者が初めて対戦したのは、2007年12月8・9日。試合はホームのエヴェッサが2連勝で琉球を下した。このシーズンの対戦成績はエヴェッサの5勝1敗。リーグ3連覇を達成することになるエヴェッサにとって1年生チームの琉球は、まだまだ敵ではなかった。
しかし翌2008-09シーズンになって、琉球は一気に飛躍した。ヘッドコーチに桶谷大(2015-18シーズンにエヴェッサでHCを務め、仙台89ERSを経て昨シーズンに琉球に復帰)を迎え、さらにエヴェッサのbjリーグ開幕からの3連覇に貢献したジェフ・ニュートンが加入するなど、戦力を大幅にアップさせた。直接対決の成績は前シーズンと一転して、エヴェッサは2勝6敗と負け越してしまった。琉球はウエスタン・カンファレンス1位で、エヴェッサは同2位でプレイオフに進出し、カンファレンス・ファイナルで激突。エヴェッサは最大17点のリードを奪いながら、第4Qに爆発したニュートンを止められず、まさかの逆転負け。この試合で50得点を叩き出したニュートンに、4連覇を阻まれた。勢いに乗った琉球は、参戦2シーズン目で初優勝を果たす。
2009-10、2010-11シーズンも両者はカンファレンス・ファイナルで顔を合わせ、2009-10はエヴェッサが、2010-11は琉球が勝ち上がってファイナルに進んだ。しかし両シーズンともイースタン・カンファレンスを制した浜松・東三河フェニックス(現三遠ネオフェニックス)に敗れ、リーグ制覇はならなかった。
エヴェッサは2012-13シーズンに初めてプレイオフ進出がならず、2013-14、2014-15はプレイオフに進むもファイナルズが行われる有明行きを逃すなど、不調の時期が続いた。この3シーズンの琉球との直接対決は通算1勝11敗。リーグ内で強豪の座を固めていた琉球に対しては、万全でないと勝てないことを身をもって味わされてしまった。
bjリーグ最終年の2015-16シーズンに、エヴェッサは復活。シーズン中も2勝2敗と琉球と対等に渡り合い、両者はプレイオフのカンファレンスセミファイナルで対戦する。4シーズンぶりの有明行きをかけて、アウェイの沖縄に乗り込んだエヴェッサ。しかし2戦とも落としてしまい、涙を飲んだ。
2016年のBリーグ開幕以降も、両者のライバル関係は続く。初年度の2016-17シーズンは、最後の最後までチャンピオンシップ進出争いを繰り広げる。だが最終節の直接対決で連敗を喫し、またも琉球に道を阻まれてしまった。琉球は翌2017-18シーズンから現在まで西地区を5連覇中と、Bリーグでも強豪として君臨している。
Bリーグになり、“伝統の一戦”が新章を迎えてからの対戦成績はエヴェッサの12勝16敗。エヴェッサにとって琉球は、今や乗り越えねばならない壁である。今節はライバル同士の意地と意地がぶつかり合う、熱い戦いになることは間違いない。
PICK UP
見どころ
インサイドの肉弾戦が
勝敗に大きく関わる
bjリーグ時代からのライバルである琉球ゴールデンキングスとは、これが今季初対戦だ。19勝4敗で西地区首位に君臨する琉球に対し、エヴェッサは9勝14敗で同6位。前節で連敗を喫してしまったエヴェッサにとって、2022年の最後に宿敵であり、地区1位の難敵を倒して来たる2023年に向けて勢いをつけたいところだ。勝敗に大きく関わる
琉球はタレントが揃っていることが、特徴のひとつ。クラブ初のファイナル進出を果たし、敗れたものの準優勝の結果を収めた昨季のメンバーから並里成を含む4選手が退団したが、2020-21シーズンに千葉ジェッツの優勝に貢献した#1ジョシュ・ダンカンを獲得するなど、今季もその布陣に隙はない。
そんな琉球のキーマンのひとりは、#45ジャック・クーリー。206cmの高さだけではなく、112kgとその身体には厚みもある。パワーでゴール下を制圧するタイプのセンタープレーヤーであり、攻める側はクーリーが鎮座するペイントエリアを攻略するのはひと筋縄ではいかない。とはいえ、彼を避けて通れないのは事実。そこでクーリー攻略に期待したいのは、#54ショーン・オマラだ。
#54オマラは今季3シーズンぶりにエヴェッサに復帰。ここまで20得点越えが3度、これを含め23試合中15試合で2ケタ得点をあげるなど、とくに得点面で成長の跡を窺わせている。体格も208cm・116kgとクーリーを上回る。同じ場面が幾度も繰り広げられるであろう、ゴール下の激しいフィジカル勝負。これも、今節の見どころだ。
クーリーと#54オマラがペイントエリアで対峙すれば、必然とほかの選手も集まってきて相手のディフェンスが小さくなる。そうなれば、アウトサイドシューターの出番だ。エヴェッサには絶対的エースの#25ディージェイ・ニュービルを筆頭に、#14橋本拓哉、#20合田怜、#31木下誠、#35鈴木達也と、高い確率で3Pシュートを決められる選手が揃っている。チャンスの場面が訪れれば、積極的に3Pをねらっていきたい。
勝利への道を開くのは
チームディフェンスだ
琉球はリーグ7位の得点力はもちろんだが、特筆すべきはディフェンス力にある。1試合平均失点は、リーグで2番目に少ない71.7。派手な攻撃面にばかり目が向きがちだが、堅守は琉球の伝統なのである。迎え撃つエヴェッサの、同得点は73.6。ディフェンスに軸足を置く今季は得点力があまり高くないが、琉球の失点の数字と比較するとわずかに上回る。数字上は現在の得点力でも、勝利することが可能だ。チームディフェンスだ
より勝利に近づくためにカギになるのは、なんといってもディフェンスだ。エヴェッサの1試合平均失点は76.7に対し、琉球の同得点は82.7。この試合をエヴェッサのゲームにするためには、相手の得点を70点台前半から半ば以下に抑え込みたい。実際にここまで琉球が黒星を喫した4敗のうち、3敗が70点台前半以下のスコアに終わっている。
クーリーはオフェンスにまわっても、チーム最多の1試合平均17.8得点をマーク。そのほとんどは、ゴール下であげたもの。ここで#54オマラがクーリーを封じることも大事だが、それ以前に彼に良い形でボールを持たせないことがポイントになる。
琉球の司令塔は日本国籍を持つ#4コー・フリッピンと、ルーキーイヤーから琉球ひと筋11シーズン目の#14岸本隆一。ともに日本代表経験がある実力者で、フリッピンは188cmながらダンクを叩き込む卓越した身体能力があり、岸本は展開力に加えて高確率の3Pをはじめ得点力も高い。彼らの配球を思い通りにさせなければ、琉球の攻撃力を削ぐことができる。
そのためには、まず最前線の#35鈴木らポイントガード勢がフリッピン、岸本らに強くプレッシャーをかけていく。そうして相手のプレーを乱れさせて、次に全員が連動するチームディフェンスで琉球の攻撃を封じる。堅牢を誇る琉球ディフェンスも粘り強く挑んでいけば、ほころびが生じるはず。簡単に勝てる相手ではない。だが最後まで高いレベルで集中力を保ち、全員で戦えば必ず勝機は開く!
ROSTER
選手一覧
OSAKA EVESSA
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エリエット・ドンリー
#3 SF/PF 198cm/91kg
1996年12月11日生 神奈川県出身 -
井手 拓実
#5 PG 174cm/68kg
1999年10月12日生 福岡県出身 -
星野 零志
#11 PG/SG 180cm/80kg
2000年1月22日生 大阪府出身 -
橋本 拓哉
#14 SG 188cm/88kg
1994年12月3日生 大阪府出身 -
竹内 譲次
#15 PF/C 207cm/98kg
1985年1月29日生 大阪府出身 -
合田 怜
#20 PG/SG 183cm/80kg
1993年8月31日生 大阪府出身 -
カイル・ハント
#24 PF/C 208cm/104kg
1989年10月31日生 アメリカ合衆国出身 -
ディージェイ・ニュービル
#25 PG/SG 193cm/95kg
1992年5月22日生 アメリカ合衆国出身 -
木下 誠
#31 PG/SG 185cm/80kg
1997年3月31日生 大阪府出身 -
アイラ・ブラウン
#33 SF/PF 193cm/107kg
1982年8月3日生 アメリカ合衆国出身 -
鈴木 達也
#35 PG 169cm/69kg
1991年3月30日生 東京都出身 -
ショーン・オマラ
#54 C 208cm/116kg
1995年9月5日生 アメリカ合衆国出身
RYUKYU GOLDEN KINGS
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ジョシュ・ダンカン
#1 PF 205cm/111kg
1986年5月12日生 アメリカ合衆国出身 -
コー・フリッピン
#4 PG/SG 188cm/75kg
1996年5月20日生 アメリカ合衆国出身 -
アレン・ダーラム
#7 PF/C 198cm/100kg
1988年7月9日生 アメリカ合衆国出身 -
植松 義也
#8 SF/PF 190cm/90kg
1998年12月18日生 神奈川県出身 -
渡邉 飛勇
#9 PF 207cm/106kg
1998年12月23日生 アメリカ合衆国出身 -
松本 礼太
#11 SG/SF 187cm/85kg
1999年9月18日生 宮城県出身 -
岸本 隆一
#14 PG/SG 176cm/75kg
1990年5月17日生 沖縄県出身 -
松脇 圭志
#15 SG 185cm/88kg
1997年5月15日生 福岡県出身 -
田代 直希
#24 SF 188cm/90kg
1993年6月24日生 千葉県出身 -
今村 佳太
#30 SG/SF 191cm/92kg
1996年1月25日生 新潟県出身 -
小野寺 祥太
#34 PG/SG 183cm/84kg
1994年11月6日生 岩手県出身 -
ジャック・クーリー
#45 C 206cm/112kg
1991年4月12日生 アメリカ合衆国出身 -
牧 隼人
#88 SG 188cm/88kg
1997年12月14日生 埼玉県出身
TIME SCHEDULE
タイムスケジュール
28日
- 15:30
- 当日券売場・CLUB EVESSA受付開始
- 16:00
- CLUB EVESSA プラチナム会員 入場
- 16:05
- CLUB EVESSA ゴールド会員 入場
- 16:10
- CLUB EVESSA レギュラー会員 入場
- 16:15
- 一般開場
- 16:20
- U-18 オールスター前座試合
- 18:38
- オープニングイベント
- 18:44
- BTパフォーマンス
- 18:48
- 両チーム選手入場
- 19:20
- 両チームスターテイング5紹介
- 19:25
- TIP-OFF
GOODS
グッズ情報
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シークレット BTアクリルスタンド
¥700(税込)
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BTアクリルスタンド コンプリート台
¥2,000(税込)
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キャップ 黒×黒ロゴ
¥3,000(税込)
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ハンドタオル
¥500(税込)
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サコッシュ
¥2,800(税込)
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ピクチャータオル
¥2,500(税込)
FOODS
フード情報
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おおきにミックスジュース/おおきにコーヒー
¥207(税込)
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手羽トロ唐揚げ/マザーフーズ
¥600(税込)
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炙り鶏ハラミ/ENT
¥500(税込)
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たこ焼き/INFINITY
¥600(税込)
-
焼きそば/INFINITY
¥600(税込)
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ポテト/エスポワール
¥500(税込)
EVESSA SHRINE
エヴェッサ神社
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※景品は変更になる可能性がございます